妊娠中の胃痛について－タイプとその症状

妊娠中の胸やけや胃痛は
その症状が出る時期によってタイプ分けされます。




タイプは二つあるのですが、それぞれが妊婦にとっては不快なもので　
なんらかの不快軽減策を知っているのといないのとで
かなり妊娠期間の過ごし安さに違いがでてきます。

一つ目のタイプは最初に月経が遅れて
妊娠を疑い始めたころに急に始まる吐き気と胃のむかむか感で

これは妊娠初期胃痛、俗に言うつわりに
ともなっておこる胃痛のことです。

つわりの症状は女性によりさまざまで、
軽い吐き気だけのひとから、ひどい胃痛とむかむか感、
ひどいおう吐を繰り返し、
食事もろくに食べられない方までさまざまです。




つわりは普通妊娠初期の4－15週中に現れることが最も多く、
8－9週が最もつらい時期になります。




このようにつらいつわりも4ヶ月後には次第に軽くなり
気にならなくなるのが普通ですが、


あまりにひどい嘔吐を繰り返し、
毎日ろくに食べ物がのどを通らなくなると、
おなかの中にいる胎児の成長に
影響がでてきてしまう可能性があるので注意が必要です。




妊娠初期の最初の3－4ヶ月は
胎児の脳や神経系が形成される大切な時期です。


ですからあまりにひどい妊娠中の胃痛の症状がでたら
がまんしないで医者に相談に行くようお勧めします。

妊娠中4ヶ月以降になっても
胃のむかむか感や胃痛が軽減するどころか、
逆にひどくなり痛みで横になるのもつらくなる症状があります。




これは妊娠後期胃痛のタイプで
ときには夜も眠れないほどの激痛に悩まされるものなのですが、


あまり医者のあいだでも問題視されておらず、
ただ我慢するよう言われ苦しむ妊婦さんがけっこういます。




実は妊婦さんの半数近くが程度の差はあれ、
このような妊娠中の胃痛を経験しており、
症状は軽いものでは、空腹時や食後に胃がむかむかしたり
胃のあたりが痛み、ひどいものになると一日中胃の痛みが続き、
食後や横になると激痛で苦しむ方もいます。




左の肩がいつも硬くこり、痛みが左肩から背中にまで感じる方もいます。




この妊娠後期におこる胃痛は
たいがい赤ちゃんを出産する妊娠最後の日までつづき、
妊婦を苦しめるのですが、幸い出産後にはまるでうそのように
痛みが消え胃痛の苦しみから解放されます。




このように出産後には胃痛が治ってしまうので、
赤ちゃんの大事をまず第一に考え
医者も薬はあまり出したがりません。

じつは私の妻も二人目の妊娠のとき、
ひどいつわりとこの妊娠後期胃痛に悩まされ、
あまり食べることができず、
夜も痛みでなかなか眠れず苦しみました。




一人目の妊娠の間は、妻は胸やけや胃痛を
ほとんど経験しませんでしたので、
二人目の妊娠のときには相当苦しみ、
特に左胸の激痛について心臓疾患か胃がんがあるのではないかと
とても心配していました。




医者の私が、胸の中央左側の激痛や灼熱感は、
通常、心臓からでなく下にある胃からおこり、
妊娠と関連しておこる胃潰瘍の一種で
とくに心配するような心臓病や胃がんではないと説明しても、




激痛のためか納得しませんでした。
出産すれば治るからなるべく我慢するよう
アドバイスしていたのですが


痛みで不眠がつづき、椅子に座って
かろうじて眠る姿にさすがに耐えられず
薬と補助的食事制限や生活スタイルを変えて
痛みを和らげることに成功し、




その後無事、かわいい赤ちゃんを出産できました。




男性には分からない妊婦の痛み、
その原因と解決策をいろいろ調べ
実際に試しまとめましたので、参考にしてください。





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